硫黄岳(途中撤退)

個人山行  oza1
【日時】 201312日~3
【メンバー】 3

【天候】 曇り時々雪
【山域】 八ヶ岳
【コース】 稲子の湯~本沢温泉~硫黄岳

【地形図 2.5万】 八ヶ岳東部
コースタイム
<1/2> 稲子湯 発10:14  しらびそ小屋12:2312:39   本沢温泉(テン場) 13:55
<1/3> 本沢温泉発7:50   夏沢峠(ヒュッテ夏沢) 9:07 – 標高2500m地点で撤退9:30 - 本沢温泉10:2012:50  しらびそ小屋14:00 – 稲子湯15:10


正月山行として北アルプスの唐松岳を計画していたが、天候がどうも思わしくないので、急遽八ケ岳の硫黄岳に変更した。当日も北アルプスは荒天で穂高岳の遭難のニュースが流れており、変更したのは正解だろう。天気予報で八ヶ岳は晴れのマークが出ていたが、稲子湯に到着したときは曇りで山もガスがかかっている状況だった。稲子湯に車を止め歩き出す。今回の3人は偶然にも雨具の色がそろっておりチーム色が出て良い感じだ。





落葉松林の中を緩やかに上って行く。
2時間ちょっと歩いて、しらびそ小屋に到着する。結構大きな小屋であるがこの場所で宿泊するのは行程的には中途半端な感じがする。




目の前にはみどり池と書かれた標識もあるが当然のごとく現在はただの雪原である。さらに歩をすすめるが空は
雲が鉛色を増し、本沢温泉に到着する頃には雪も降っていた。


本沢温泉にテントの申し込みをする。若い美人の娘さんがあまり商売気のない対応をしてくれた。宿泊客も少ないようだ。テンバ代は一人700円、露天風呂料金も700円とのことだったが気温がマイナス10度以下の中では入る気がしない。テントを張り、さっそく宴会とする。ガスストーブに火を着ければテントの中は暖かく快適だ。話も尽きず夜はふけていった。

翌朝、外は雪が降っている。気温は低く、テントの中はバリバリ、水物はすべて凍っている。なんとなくテンションが上がらず、のろのろと支度をして出発したのは8時近くになっていた。先行が2人いたが、すぐに追いつき追い越す。新雪であるが、下は踏み固められているので登山道を外さなければそう沈まない。




ヒュッテ夏沢に到着すると、風は一層強くなった。硫黄岳に向かう足跡もある。一息入れ、硫黄岳へと向かう。先行する女性二人組を追い越すと足跡はなくなった。登るに連れ、風が強くなり、吹き付ける雪で顔が痛い。この先樹木もなくなってくる中、天候も回復しそうもないので山頂へ向かうことを中止し引き返すことにした。後続の大人数のパーティも同じように引き返すとのことだった。


引き返し地点(標高2500m)でのメンバー ※yuuhou チームRED


本沢温泉まで一気に戻り、テントの中へ潜り込む。時間も余裕ができたので、のんびりと昼食をとった。皮肉なことに下山途中、だんだんと晴れてきた。みどり池につくと天狗岳もよく見える。もう半日早く天候が回復してくれればよかったが、仕方ない。今回は運が悪かったと思ってあきらめよう。



下山後、稲子湯に入り汗を流す。設備が古く、若者向きとは言い難いが、熱くて温泉らしい良い湯だった。



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※文-oza1、写真と時間記録-kiyo